冬は腎臓が一番働く季節です。漢方でいう「腎」を助ける味、府兪に必要な味についてお話します。

冬に必要な味は「鹹(かん)」という味で、これは塩辛い味です。

腎臓を助ける味は「ミネラル」であると漢方の世界では言われています。

現在の食塩は純度の高い塩化ナトリウムを指すのではなく、ミネラルを多く含む自然塩だと考えたほうがよいでしょう。

塩気の多い食べ物には、体を温める作用があります。血液内の塩分濃度が高まると、エネルギーの燃焼作用が盛んになり体温が上昇するのです。

冬に弱りやすい腎を補うのも、塩を始め味噌や醤油などの塩辛い味である鹹味の食材です。

鹹味は大小便の排泄に不可欠な味であり、「腎・膀胱」の機能を補い、体内の水分代謝を調整する働きがあります。

腎気を養い、骨髓を丈夫に保ち、衰えたエネルギーを回復するためにもなくてはならないものです。

鹹味の代表的な食べ物は、味噌、醤油や納豆になります。他には、ミネラルを多く含む魚介類や、海藻を毎日摂るようにしたらよいでしょう。